歯磨き粉の研磨剤の役割と危険性とは?

歯磨き粉の研磨剤

研磨剤とは

まず歯磨き粉の研磨剤について説明する前に「研磨剤」という言葉についてきちんと知っておく必要があります。

例えばグーグルなどで「研磨剤」と検索すると「対象物を削り研ぎ磨くのに使う硬い粒ないし粉」という類の説明文章を見つける事ができます。

そして歯磨き粉の場合ですと「歯の表面や歯の表面に付着した汚れなどを研ぎ磨く硬い粒ないし成分」という事になります。

歯磨き粉に含まれる研磨剤の役割

◎虫歯予防効果

先ほどご紹介したように研磨剤は「歯の表面や歯の汚れを落とす」という目的で歯磨き粉に配合されている成分です。

虫歯の原因の1つである歯垢はプラークとも呼ばれており、ネバネバとした細菌(虫歯菌)の塊でもあります。この歯垢を落とす役割の1つとして研磨剤の効果が期待できます。

◎ホワイトニング効果

また歯の表面には歯垢だけでなく、料理やお菓子に含まれる色素が付着する場合があります。ステインとも呼ばれるこの色素物質を取る目的でも研磨剤は歯磨き粉に使用されます。

歯磨き粉の研磨剤の成分

◎炭酸カルシウム

炭酸カルシウムとは、自然界でも存在する成分で、主に石灰岩や貝殻、卵の殻などに含まれるカルシウム成分です。また、科学的にも合成して製造する事が可能です。

◎リン酸水素ナトリウム

リン酸水素ナトリウムは食品にも添加される成分で、混じりにくいと言われる水と油を均一に混ぜる成分としても使用される成分です。

◎無水ケイ酸

無水ケイ酸は硬度の硬い物質です。具体的には歯の表面のエナメル質と同じ硬度なので、確実にエナメル質を削ってしまう成分です。その為、無水ケイ酸が入った歯磨き粉は子供には使用させない方が良いでしょう。

◎水酸化アルミニウム

薬としても使用される成分に人体には害はないとも言われていますが、長期服用をするとアルミニウム中毒になる恐れがあります。

◎リン酸水素カルシウム

リン酸水素カルシウムは、酸性のカルシウムというと分かりやすいかもしれません。水に溶けない事から、歯磨き粉の研磨剤の他にも医薬品や栄養剤などにも使用されています。

歯磨き粉の研磨剤の危険性

◎歯の表面を傷つける

歯磨き粉に含まれる研磨剤は、歯の表面を削る事によって歯を綺麗にする働きがあります。ですが、それと同時に歯の表面を傷つける可能性があります。

◎逆に虫歯に成りやすくなる

歯の表面を研磨剤によって削る点について、別段問題がないように感じられる人もいるかもしれません。ですが歯の構造を知ると歯の表面を研磨剤で削る事の危険性が分かります。

なぜならば、歯の構造は表面から内部まで一律で同じ成分で構成されている訳ではないからです。具体的には歯の表面は体の中で最も硬いエナメル質という物質で作られています。

ですがエナメル質の内部は象牙質と呼ばれる、エナメル質よりも柔らかい物質によってできています。つまり私達の歯はエナメル質によって守られていると言っても過言ではないのです。

そのエナメル質を歯磨き粉に含まれる研磨剤によって傷付けてしまうと、場合によってはその内部の象牙質が露出してしまう結果になります。

そうすると、私達の歯を守るものが無くなってしまうという状態になってしまいます。つまり研磨剤を使用しすぎると返って虫歯になりやすい状態になってしまうのです。


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